トレーナーの木本です。
今回は動作改善トレーニングに欠かせない考え方「フォースカップル作用」です。
「フォースカップル」、訳してみると、
「力・対になる」。
簡単に言うと、
「関節の動き、骨格の動きは筋肉が対になり、もしくは複数で共同して動きを作っている。」
ということです。
具体的に肩甲骨で考えてみます。
肩甲骨が上方回旋(斜め上に動く)するためには、僧帽筋の上部(肩こりする部位、肩甲骨から脊柱に上に向かって付着する部位)や肩甲挙筋が働くイメージですが、実際は僧帽筋の中部・下部、菱形筋(肩甲骨から脊柱に下に向かって付着する部位)なども働いて上手く動きます。
簡単に言うと、上の筋肉だけで上に引っ張るのではなく、
下の筋肉のサポートがあって、理想的な位置で関節の運動が起こるということです。
意外かもしれませんが、肩こりがひどい時に凝っている部位を動かすよりも
肩甲骨から脊柱の下部に付着する筋肉に刺激を入れる方が肩こりは解消しやすくなります。
肩が上がって力んでいるように見える人はこのあたりの働きが少ないのです。
肩が上がると良くないですよ~。
重心が上がり身体が安定しないし、肩の可動域が極端に落ちます。
肩甲骨を正しく動かす練習をしましょう!!
そのためのコツはジムで質問してください‼
そういえばTシャツの謎のマークって・・・。