高校三年生で大学進学に向けてトレーニングしているサッカーのM君。
大学は関西を離れ遠方に行かれるので、今のうちにしっかり身体作りをして、大学サッカーに備えておく必要があります。
大学サッカーでいいスタートをきれるように、この期間のトレーニングはとても重要な意味を持ちます。
一般的にオフシーズンのフィジカルトレーニングは走り込みや筋力強化が主であり、どのスポーツにおいてもオフトレは共通している部分が多いようです。しかしこれらのフィジカルトレーニングは大前提として、正しい身体の使い方が出来ていなければ、ただ疲労を溜め込むだけとなり、その労力に見合った効果を得ることは出来ないでしょう。
何キロも走り込んで、必死に筋力強化・・・確かにフィジカルが鍛えられている感じがしますね。
しかし本当に競技パフォーマンスは高まっているのでしょうか?
「正しい動き」を無視した中でトレーニングが進められていくと、身体の使い方は理想の動きとかけ離れ、ちぐはぐな動きになる事が多いです。
そして悪い動作を反復し、癖づいてしまうとケガを誘発します。
本質的なフィジカルトレーニングとは正しい動きで行われ、正しい動きを習得するためにあるものです。
そして、正しい動きを可能にするためにも肩甲骨・股関節を中心とした動き作りのトレーニングが必要不可欠となるでしょう。
M君も本質的なフィジカルトレーニングを少しでも理解し、大学でのトレーニングに活かして欲しいと思います。
クラブワン10年会員様のお一人、Dさんのトレーニング。
ここ数年はマラソンをメインで取り組まれています。
フルマラソンに向けて、走り込む量が増えてくると身体へのダメージは相当なモノだと考えられます。
特に股関節周囲の疲労による動作不全、これは体幹を通じて上半身全体へ影響を及ぼします。
股関節の動きに制限がかかっていると肩甲骨も正常に働かず、連動性を失った無理のある走動作で走り続けることになるのです。
マラソンのように練習量を求められる競技をされている方は、特に身体コンディションに気を付けなければいけませんね。
筋力トレーニングで筋肉量を増加させることよりも、まず動ける身体バランス、そして正しい身体の使い方をマスターする必要があります。
むやみやたらに筋肉量を増やすことに集中してしまうと、股関節や肩甲骨の動作不全を悪化させてしまう恐れがあります。筋肉量は増えているのに、上手く動かせないため筋肉の出力は低くなる。
使えない筋肉や見せかけだけの筋肉などと表現される身体が構築されてしまうのです。
Dさんのように10年もトレーニングを継続してくれていると、疲労も溜まりにくく、ランニング動作のコツを掴むのも早いのではないでしょうか??
Dさん。20年会員目指して頑張りましょう。
高校サッカーを引退し、大学に向けてトレーニングしているO君。
入会当初は股関節周囲の緊張状態があまりに強く、練習もままならない状態でした。
クラブワンにはかなりの頻度で通ってくれていたので、改善も早かったと思います。
そして、無事に高校最後のシーズンをやり切れて本当に良かったです。
アスリートに限った事だけではなく、一般の方も股関節周囲の過緊張による不快感は相当なモノだと思います。
股関節が固まり、機能的に働かなくなるとその負担は膝や足首、更には上半身全体にも及びます。
クラブワントレーニングは筋肉や筋力を主としたトレーニングではありません。
関節の動き、特に肩甲骨と股関節という2大関節。これらの部位を機能的に働かすためにはどのような動作でトレーニングを行うべきか、このような考えが大前提にあり、その上でトレーニングマシンの設計は行われているのです。
「○○筋を意識して動かして下さい。」というアドバイスは一般的には多く見られます。
しかしクラブワンの場合「肩甲骨がどのように動いているかイメージしながら動かして下さい。」というように、関節の動きをイメージしてもらうことを重視しています。
関節の動きに意識を持ちトレーニングを継続していくことで、スポーツにおいても日常生活においても肩甲骨・股関節は機能的に働くようになるでしょう。
身体を動かす中で肩甲骨・股関節に意識を持ったことすらないという方も多くおられます。
しかし、肩甲骨・股関節を上手く使うことは、人間が人間本来の動きを取り戻すということなのです。
O君。大学生になってもトレーニングを継続して、常に動ける身体をキープしておきましょう!!!
中学三年生T君のトレーニング。
野球で和歌山の強豪高校に進学予定です。
クラブワントレーニングを始めて四カ月。
写真左のツイストレッグプレスはレッグプレス系種目の中でも、最も難易度が高い種目の一つです。
上半身の捻りを初動作として体幹から股関節、最終的に力は足の裏の母指球に集約されていきます。
下半身種目の代表とされているレッグプレスですが、上半身の動きによって下半身がコントロール出来ていることが、このツイストレッグプレスからも読み取れます。
このような連動制を重視したトレーニングがクラブワントレーニングの一つの特徴です。
一般的な筋力トレーニングは負荷をかける部位を限定させ、一つの部位に対して最大限効かすことが重要視されています。
「狙った部位に上手く効かす」これがテクニックとされていますが、このようなトレーニング形態では動きの改善は望めません。
身体は一つの塊であり、連動制を無視して考える事は出来ないはずです。部位ごとに分けて考えること自体が誤った考えではないでしょうか?
一つの部位を徹底して強化し、明らかに筋力は高まった。しかし実際の動きに結びついている感じがしない。このような悩みをアスリートの多くが抱えています。
連動制を無視して闇雲に負荷だけをかけ続けると、このような状態になって当然です。
クラブワンでは肩甲骨と股関節の連動制を重要視したトレーニングプログラムを推奨しています。
スポーツだけではなく、日常生活においても、これら二つの関節が連動して働くことでしなやかで快適な動きが可能となるのです。
肩甲骨と股関節、身体の中でもかけ離れた二つの部位がどのように連動しているのか。
トレーニングを始めたばかりの方は上手くイメージ出来ない方がほとんどです。
しかしトレーニングを進めるにつれて身体感覚として、この連動制が認識できるようになるでしょう。
T君。この調子で残り三カ月、最大限動作に磨きをかけて行こう!!!
中学生2年生で野球をされているS君のトレーニング。
小学生の時からトレーニングに来てくれています。
以前も「ひとりひとりのクラブワン」で紹介させてもらいましたが、その時と比べると身長も大幅に伸び、野球選手らしい体格になってきました。
クラブワンでは多くのジュニアアスリートがトレーニングされています。
特に小学生頃からトレーニングを開始した子供さんは、当然トレーニングの意味もわからず、トレーナーに言われるがままに身体を動かし始めます。
しかし、継続的にトレーニングをしていく中で、徐々にその必要性や、身体を動かすコツを掴み始めます。
トレーニング動作が明らかに美しくなり、メリハリのある機敏な動作が目立ち出すのです。
気が付けば「肩甲骨が・・・」「股関節が・・・」などという言葉も自ら使うようになるのです。
これは肩甲骨や股関節といったコアな部位を意識して動かせるようになり、身体のセンサーが活発になりだしている証拠でもあります。
このような身体感覚を少しでも早く養い、その後のアスリート人生に役立てて欲しいと思います。
トレーニングを通して、ジュニアの成長を見守れるのはクラブワントレーナーならではの喜びですね。
故障することなく、気持ちのいい、しなやかな動きを一人でも多くのジュニアにしてもらえるようにサポートしていきたいと思います。
S君!!!この調子で、レベルアップして行きましょう!!!
最近入会された中学3年生サッカーのS君。
トレーニングを始めてから身体がとても動かしやすくなったようで、効果を実感してくれています。
写真右の前傾スクワットもメニューに組み込まれ、これからより一層身体の動きが良くなるはずです!!
スクワットの第一段階として、会員様に実施して頂いているクラブワンの前傾スクワットは一般的なスクワット運動とは目的、効果が大きく異なります。
普通スクワットと聞いてみなさんどのようなイメージを思い浮かべますか??
特にフルスクワットではバーベルを担ぎ、膝を大きく屈伸してしゃがみ込み、下半身を鍛える。下半身強化の代名詞といったところでしょうか??
クラブワンで推奨しているスクワットはこのようなイメージと大きく異なるモノです。
まず第一に、一般的なスクワットが上下の動きをメインとした膝関節を大きく使った動作形態であることに対し、クラブワンのスクワットは骨盤のローリング(前後の動き)をメインとした股関節主体の動作形態である。という点です。
一般的なスクワットは下から上に、力を押し上げるような意識で行われます。これによって膝周辺の筋肉群が優位に働き、大腿四頭筋が過度の緊張状態を強いられます。このような動作を繰り返していると、日常生活もスポーツ動作も膝を中心とした動作形態が定着し、股関節を使った動作が苦手な身体状況に陥ってしまうのです。
クラブワンの動作理論は股関節を主体とした正しい筋力の発揮にあります。スクワット動作でも、膝は大きく動かさずに、その出力を極力抑えることが重要となります。
膝周囲の不必要な筋力発揮を抑え、股関節を主体とした殿筋~ハムストリングの出力を最大限高めることがスクワット動作の目的です。
このような動作形態が身に着くと、スポーツ動作から日常生活に至るまで、あらゆる動きがスムーズで身体に負担のかからないものとなるのです。
サッカーにおいては前後左右どの方向にも素早い動きで、重心の移動を行わなければいけません。この重心移動をスムーズにしてくれるのが股関節の動きなのです。
また低重心で踏ん張ったり、停止したかと思えば、急激に次の動きに移行したり。これらの動き全てが股関節を主体としたスムーズな重心移動の中で行われるべきなのです。
S君!!高校入学に向けて、この調子で頑張って下さい!!
陸上競技短距離のHさん。
元々は野球が専門でしたが、昨年から陸上競技デビューされました。
同会員Kさんの指導のもとで着実にランニング技術も向上してきています。
この冬はじっくり身体作りを行って、来シーズンに備えてほしいですね。
この時期は多くのアスリートがオフシーズンとなり、来シーズンに向けて新たな課題を立てトレーニングに励んでいると思われますが、オフシーズンだからこそ出来る事の一つとして「動作改善」が挙げられます。
シーズン中にフォームを修正するということはアスリートにとって非常に勇気のいる行為です。
連戦が続く中で、急に今までと違う感覚を取り入れるとなると、目の前の試合をテストとしてこなしていかなければいけません。またこれによって元々あった、いい感覚を忘れてしまう危険性も高まります。
結果を気にしなくていい、オフシーズンが「動作改善」のチャンスです!!!
アスリートならば誰もが持っている理想の動きのイメージ、しかし多くの場合そのイメージに身体が追いついていません。
つまり、現段階では理想のイメージで動くには身体が適していない。ということなのです。
そして、この理想のイメージで動けないことの原因は多くの場合、肩甲骨や股関節の硬化や間違った筋収縮形態によるトレーニングから発生していると考えられます。
肩甲骨・股関節が機能的に働き、動きの中でそれらの連動制が保たれている。この身体コンディションを整えることが動作改善の核となる部分です。
このような身体コンディションを構築出来れば、今まで感じたことのなかった感覚を手に入れることが出来るはずです。
Hさん!!鬼コーチKさんのスパルタ指導、頑張って乗り越えて下さい!!クラブワンも全力でサポートさせて頂きます。
プロ競輪選手の川井泰介さん。
練習の合間に足繁くトレーニングしに来てくれています。
写真左のレッグプレスは400キロという高負荷で実施し、股関節筋群を最大限強化しています。
もちろん高負荷を扱う事で筋量を増加させることが目的ではありません。
座席によって正しく立ち上げられた骨盤、そして筋肉の緊張時間を可能な限りタイムリーにして動かすことで、不必要な力みがなく、実動作に近い動作形態をトレーニングで再現することが目的です。
このようなトレーニングを継続していくことが本質的なパワーの増大に繋がります。
自転車に乗る際の脚の回転動作を例に例えるとイメージしやすいと思います。回転中、常に力を入れ続けているわけではありませんね。踏み込み時、あるいは引き付け時に一瞬力を込め、後はその惰性によって回転スピードが高まります。
惰性時には出来るだけ力みが抜け、筋肉が弛緩した状態(力みなく力を発揮している状態)を保てるとスピードは高まり、動作はとてもしなやかなモノとなります。
全ての動作においてこのような力の発揮が求められるのです。つまり筋肉に一定の負荷を与え続け、常に緊張状態を強いられ続けてトレーニングしていては実際の動作に結び付きにくく、しなやかさを失ったり、動作スピードの低下が起こりかねないのです。
また常に緊張状態に強いられるようなトレーニングでは末端部(前腕やふくらはぎ等)の緊張も必要以上に起こりやすく、これも根幹部(肩甲骨や股関節)の動作に制限をかけ、機能的な動作が失われる原因となるでしょう。
このような緊張が起こりにくく実動作に直結した動作で鍛えることが出来るのがクラブワントレーニングの特徴の一つです。
川井プロ!!!しなやかで伸びのある走りを期待しています!!!
サッカーをされているIさんのトレーニング。
先日行われたover50サッカー大会で優勝されたチームのエースストライカーです。
写真左のバックスウィングでは股関節をダイナミックに動かし、股関節筋群、特に腸腰筋群の動きを改善します。
腸腰筋群の働きが高まれば、脚を前方に出す動作がスムーズで俊敏性に優れたモノになります。
また、脚が前方に出やすくなるという事はその分前傾姿勢を深くとることが出来るということでもあります。
前傾姿勢が深くとれれば加速が高まり、疾走スピードは向上します。腸腰筋群が機能的な働きをしていなければ無理に前傾姿勢をとっても、下肢がその前傾姿勢に見合った動きが出来ず、脚が後方に流れたり、接地ポイントのズレから転倒しそうになったりするでしょう。
Iさんは陸上の短距離もされています。正しい身体の使い方を日々トレーニングしていることで、over50の中でも、動きの俊敏性は別格なのではないでしょうか?
Iさん!!!この冬で更なるレベルアップを計りましょう!!!
ドラコン選手の永江義経さん。自己記録は418ヤード!!!
少しの間トレーニングお休みされていましたが、ここ最近久しぶりに戻って来られています。
飛距離を延ばすために、必要なのはパワー。これは誰もがイメージされると思います。
しかしこのパワーが一般的にとても誤解されやすい表現であることは間違いありません。
パワーをつける=筋肉量を増やす。誰もが考えることではないでしょうか?
鋼のような肉体、太く大きな上腕や胸筋群。如何にもパワーがありそうですね。
確かにトップアスリートは必要とされる部位の筋量はとても多く、一般の方とは比べものにならないほどです。
このような肉体を真似て、闇雲に負荷をかけ、トレーニングの目的が身体を大きくすること偏ってしまうアスリートを数多くみてきました。
身体を大きくすることに執着してトレーニングを行うと、不必要な部位の筋量まで増え、またトレーニングにおける筋収縮が実際の動作とは異なっているために、動けない身体、キレのない身体が構築されてしまいます。
ケガの原因となる典型的なパターンですね。スポーツ界ではまだまだケガをする=筋力が弱いと考えがちです。
パワーを高めるためにもケガをしないためにも、必要なのは闇雲な筋トレではなく、必要な部位を正しい筋収縮で動かし、機能的な身体を構築することです。
正しい方法でトレーニング出来てくると、必要な部位(股関節筋群や肩甲骨周囲)は大きく、回転性を求められるような大きさが不必要な部位(上腕や前腕、ふくらはぎ等)は細く、しなやかになるはずです。
実際、パフォーマンスに優れたトップアスリートの身体的特徴はこのようになっている事が多いように感じます。
そして、見るからに美しく、しなやかさを感じさせられます。機能美とはまさにこのことですね!!
永江義経さん!!自己ベスト更新に向けて、本質的なパワー向上頑張りましょう!!!