ダンスをされているYさんがトレーニングに来てくださっています。
クラブワンでトレーニングされるまで、スポーツジムは未経験だったようです。
トレーニングを継続されて間もなく二年になります。
今ではほとんどのマシーンをしっかりとしたポジションでコントロールし、動かし方もとてもスムーズになりました。
運動をほとんどしたことのない方や、スポーツジムの経験がない方は最初は不安がる方が多いです。特にクラブワンは他のスポーツジムと違い、本格的でアスリート向け??というイメージを持たれている方も多いので、不安になるのも当然かもしれません。
しかし、クラブワントレーニングの本質的な目的は「動きの改善」です。
現代人の多くは様々な影響から、正しい動きに必要不可欠な肩甲骨・股関節の機能低下を起こしています。
一番働かなくてはいけない部位が働かない状態になってしまっている。
これでは身体をどのように動かしても正しい動きは出来ず、身体の痛みや不快感は強まるばかりなのです。
クラブワントレーニングを継続していくと動かなかった肩甲骨・股関節が動き出し、これに伴って筋肉の柔らかさが高まります。しかもこの柔らかさは動きに直結した柔らかさなので、日常生活においてもあらゆる場面で身体を動かしやすいと感じてもらえるはずです。
更にはトレーニングをすることによって引き起こされる筋肉痛も、クラブワントレーニングではほとんどありません。一般的なトレーニングでは一度追いこんだら二、三日は痛みや疲れが残るのが当然ですが、クラブワントレーニングは筋肉へのダメージがない状態で出来るので、毎日して頂いても大丈夫なのです。
ジムの見た目や雰囲気と違い、一般の方やトレーニング未経験の方にも取り組みやすいトレーニングなのです。
Yさん自身も二年のトレーニングによる成果で、ダンスでの動きがとても良くなっていると実感してくれています。
Yさん!!この調子でトレーニング継続して更なる向上を期待しています!!!
親子で来館されているTさんのトレーニング。
運動不足解消とエイジングケアが目的です。
過去に野球をされていた経験もあり、その当時からクラブワントレーニングを継続して下さっているので、マシンのポジションも安定していて、とてもスムーズな動きです。
多くの方に共通していることですがトレーニングを始めた当初は肩甲骨・股関節が硬く、上手く動いてくれないので身体の末端部(前腕や膝周囲)が必要以上に力みます。
まずは末端部の緊張を出来るだけ解き、肩甲骨・股関節にのみ意識を集中させることが重要です。
硬化が強い人は肩甲骨・股関節に意識を持とうとしても感覚が掴めず、どこを動かしているのか感じ取れないことが多く、このような場合には集中的にトレーニングをすることをおすすめしています。
1セット15回を他の種目と組み合わせて交互に繰り返し、上肢から下肢、それらを繋ぐ体幹部。全身を満遍なく動かすことで身体全体から力みが消えていくのを感じられるでしょう。
全身がリラックス感に包まれ、肩がいつもより回る感じがしたり、歩いていて足がスムーズに出る等、クラブワントレーニングの即効性に驚かれる方も少なくありません。
更にトレーニングを継続していくと、出力の中心が末端部から根幹部に移りだし、全体的に力みのないスムーズな動作になっているのが見ていても感じ取れるほどです。
不必要な力みが取れることで、肩甲骨・股関節がダイナミックに動き出し、手足はムチのようにしなやかにそれでいてパワフルな動きが出来るようになります。
スポーツ動作はもちろん、日常生活においても根幹部を中心に動けると身体への負担は軽減され、肩や腰の不快感も軽減されるでしょう。
闇雲に負荷を与え、力み続ける動作でトレーニングをしていても正しい動作は身に付きません。
緊張がタイムリーに行われ、それ以外はリラックスした状態で動き続けるような動きをトレーニングで目指すべきなのです。
Tさん!!トレーニングを継続して、いつでも野球復帰出来る身体でいましょう!!!
クラブワントレーニングを15年継続して下さっているOさん。
トライアスロンをメインに活動されています。
ラン・スイム・バイクと三種目の競技能力の向上が求められるため、練習量は必然的に多くなりがちです。
日々の練習をこなし、レースをケガなく乗り越えていくには、身体コンディションを常に高い水準でキープしておかなくてはいけません。
練習や仕事の合間に足繁くトレーニングに通って下さっているOさんの身体は、常に動きやすく、肩甲骨・股関節が機能的に働くコンディションを維持しているでしょう。
可動域に優れ、常にダイナミックでスムーズな動作が出来ていると練習の質は大きく向上します。
練習による疲労が蓄積され続けていては練習の質が下がるのは当然ですし、キレのない動きを続けることで、悪い動作が定着してしまう原因にもなります。
疲労によるケガも怖いですが、悪い動作が定着してしまう危険性には最も注意しなければいけません。
写真左のラットマシーン、上腕や前腕といった末端部に力みを起こさないように、肩甲骨~胸郭の動きを意識して動かします。腕に頼らず、根幹部でパワーを出せば高負荷でも疲れることなく動かせるはずです。
写真右のアウターマシーン股関節筋群をダイナミックに動かし、膝や足首といった緊張させたくない部位の力みを極力なくしていくことがポイントです。股関節周囲が硬化している方は膝や足首を中心に動かしてしまう事が多く、見た目にもその差がハッキリとわかります。
このようにクラブワントレーニングは身体の根幹部を最大限使えるようにするためのトレーニングです。
大きくてパワーに溢れた部位が使えるようになると余計な部位に負担がかかりにくくなり、実際の動作でもケガの起こりにくい、しなやかな動きを得ることが出来るのです。
ケガの原因を筋力不足に結び付けて考える方は多いようですが、多くの場合筋力が足りないのではなく、正しい使い方が出来ていないことが原因です。
闇雲に筋肉をつけても更なる悪い動作を招き、ケガを誘発させるだけです。
ハードな練習を日々続けているアスリートにクラブワントレーニングは必要不可欠なトレーニングなのです。
陸上競技短距離の井指康裕さん。
本日も朝からハードなトレーニングで身体をいじめぬいています。
様々なトレーニングを取り入れ、未だに身体革命を目指すその精神はアスリートのお手本と言えるでしょう。
鎧のような大きな筋肉を保持されている井指選手ですが、ベースにはしっかりとした動ける身体作りがあります。
肩甲骨・股関節の動き作りはクラブワントレーニングで十年以上継続して下さっているので、身体感覚は常に研ぎ澄まされた状態です。
ハードな練習一辺倒で正しい動き作りを怠っていると、身体感覚は鈍麻し続けますし、実際のランニングにおいても細かな動きの変化に気が付かなくなってしまいます。
特にアスリートは高いパフォーマンスを発揮できた時の感覚を常に覚えておきたいのではないでしょうか?
シーズンが始まって最初の内は調子良く走れていた選手が、シーズン途中から急に調子を崩し、そのまま修正出来ずにシーズンオフを迎えるということはよくあることです。
多くの場合、動作におけるポイントにズレが生じていることが原因です。
調子よく走れていた時と明らかに感覚が違うのだけれど、その原因がなんなのかわからない・・・
身に覚えのあるアスリートの方は多いのではないでしょうか?
シーズン序盤で調子が良かったので更なる向上を目指し、練習量を増加させる。このようなとき闇雲に身体を追い込み、練習をこなす事が目的になっている事が多いのではないでしょうか。
当然身体には大きな負担がかかるので、最も動かなくてはいけない肩甲骨・股関節の動きは、調子の良かった時と比べて、機能低下を起こしていることでしょう。
筋肉を緩めるようなケアはしっかり出来ていても、その正しい使い方を身体に覚え込ませるようなトレーニングをしていなければ、やはり身体感覚は鈍麻したままです。
肩甲骨・股関節を様々な方向に動かしながら、正しい出力形態で負荷をコントロールし関節のポジションを整える。これによって感覚は研ぎ澄まされ、身体の使い方の僅かなズレにも気付きやすくなりますし、ズレそのものが起こりにくくなります。
井指選手もこのようなトレーニング法を十年以上継続していることで、動作中の僅かなズレや筋肉の張りに対して敏感に反応することが出来、早期のリカバリーが可能となるのです。
高いレベルで競技を続けて行くには必要不可欠な感覚と言えるでしょう。
親子で来館して下さっているTさんのトレーニング。
下半身強化をメインに全身を隈なく動かし、動ける身体を維持し続けることが目標です。
下半身の筋肉量とその強さは、上半身とは比べ物になりません。
下半身は人間の身体を80年支え続けます。しかし、上半身はどうでしょう?単純に逆立ちをしてみて上半身で全身を支えてみればその強さの差は歴然ですね。
どれほどバランス感覚に優れ、逆立ちが上手い方でもせいぜい10分が限界ではないでしょうか?
80年と10分。これほどまでに下半身と上半身には力の差があるのです。
当然、クラブワンでの下半身強化トレーニングは闇雲に重い負荷をかけ、筋肉をつけるトレーニングではありません。
股関節を様々な方向に動かし、可動域と正しい使い方を覚え込ませることが目的です。
可動域と正しい動きが身に付けば、股関節は大きな力をスムーズに発揮できるようになります。
特に骨盤が良いポジションになると、膝周囲に負担がかかることなく、殿筋やハムストリングといった身体の後ろ側の筋肉が使えるようになってくるのです。
重い負荷をかけ、筋肉をつけたとしても根本的な使い方が間違っていては日常生活やスポーツ動作には繋がらず、ただ身体が重くなるばかりです。
長時間歩いたり、キビキビと何歳になっても健康で運動の出来る身体を維持するには、正しい身体の使い方を覚えることが大切なのです。
Tさん!!息子さんと共にこのペースを落とさずにトレーニング継続して下さい。
陸上短距離を専門にされている進藤さんのトレーニング。
ケガの影響もあり、少しの間トレーニングお休みされていましたが、今シーズン復活に向けてトレーニング再開です。
写真左のインクラインプレスでは胸骨~鎖骨周囲の動きを向上させ、特に胸鎖関節(胸骨と鎖骨のジョイント部分)にスムーズな動きを覚え込ませます。
胸骨~鎖骨は肩甲骨と共同体として働く部位なので、肩甲骨の動きを向上させるためにも欠かすことの出来ないトレーニングです。
更にこのインクラインプレスは写真右のマシンスクワットの上半身の動きそのものなので、クラブワンではこれらをペアにしてトレーニングすることを推奨しています。
インクラインプレスのような上半身の使い方がスクワットを行う際に出来なければ、肘が後方に逃げる、胸が丸まり視線が下がる等、結果的に上半身の崩れによって負荷を股関節で受け止めることが出来なくなります。このような動作形態は腰痛を誘発させる原因にもなるでしょう。
一般的にスクワットは下半身のトレーニングだという認識が多いようですが、この考えには「正しい動きとは何か?」という概念はなく筋力という部分にだけフォーカスした考え方です。
しかしクラブワンで行うスクワットは、重心の移動を行いながら、股関節の動きを引き出し、股関節で生まれたパワーを肩甲骨に伝えるという、全身の連動制にフォーカスしたトレーニングです。
そして、このスクワット動作こそ、スポーツの実動作に限りなく近い動作形態なのです。
股関節を最大限使い、重心の移動と、それに伴った末端部への力の伝達。文章にすると難解ですが、ランニングも投球もあらゆるスポーツの動きは、このような身体の使い方を磨いていくことで競技の向上に繋がります。
進藤さん!!久々のスクワットでこれだけの動きが出来ていれば、復活もすぐそこですね!!!
今シーズンの活躍、楽しみにしています!!!
Mさんのトレーニング。
ご近所にお住まいで、クラブワントレーニングを始められて5年ほどが経過しています。
仕事柄、腰背部や肩・肘といった部位に痛みや張りがでるようです。
本日も肩の痛みを訴えられて来館されました。
トレーナーがマシンの動かし方を確認しながら身体をチェックしていくと、肩甲骨周囲の張りが強く、動かすポイントがズレているようです。
マシンが筋肉に対して最大限ストレッチをかけてくれることがクラブワントレーニングの特徴の一つですが、Mさんの場合、動作中に上手く力を抜くことが出来ず、ストレッチのかかり方が不十分になっていたようです。
筋肉に十分なストレッチがかからないと、その後の跳ね返す局面でしっかりとした加速が生まれません。無理に跳ね返そうとして更なる緊張が生まれます。
トレーナーが動かすポイントをアドバイスしながら、肩甲骨周囲の筋肉に指先で圧を加えます。ストレッチがかかっている局面で筋肉を押してあげることで柔らかさが生まれ、また動作もリラックスしたものに変化して行きます。
多くの方がトレーニングに対して持っているイメージは「力を入れる」や「力む」といったものでしょう。
これは筋力トレーニングが世の中全体に浸透して、重い負荷を持ち上げたり、その負荷に耐えたりすることがトレーニングだという考えが定着してしまっているからです。
しかし本来人間の正しい身体の使い方とは、動作中、力が入る局面と、力が抜けリラックスできている局面が、上手く切り替わりながら行われるべきなのです。
動作の始まりから終わりまで力が入り続けているようなトレーニングでは、正しい動きは身につかず、逆に筋肉の痛みや緊張を生み、動作の妨げになることも多くあります。
現代人の私生活は力みや緊張の連続です。慣れない靴での歩行動作や長時間のデスクワーク。身体が悲鳴をあげるのも当然ですね。
せめてトレーニングの時ぐらいは、リラックスして、余計な力を入れないでおきたいものです。
過去にトライアスロン、現在はマラソンを中心に活動されているOさん。
週に2回は確実にトレーニングしに来られ、高い身体能力を維持しておられます。
トライアスロン、マラソンに限らず、アスリートの練習による身体的疲労はとても大きなものです。
特にそのダメージは肩甲骨・股関節といった身体の根幹部に集中します。
疲労が蓄積し続けると肩甲骨・股関節の動きに制限がかかり、この代償を他の部位が受け止めだします。
スポーツの動作において、下腿部や膝関節周囲、前腕や上腕に疲労感が強く発生する場合は肩甲骨・股関節の動作に制限がかかっている可能性が高いです。
大きくて強い筋肉が使えないので、小さくて脆弱な筋肉が頑張らざる負えない状態が発生しているのです。
これでは上手く身体を動かせなくて当然ですし、このような状態で練習を重ね続けることが痛みを誘発する主原因だと考えられます。
日々のトレーニングで肩甲骨・股関節を最大限に動かし、その使い方を身体に覚え込ませる必要があります。
肩甲骨・股関節が常にリフレッシュされた状態を保つことが出来れば、動作制限がかかりにくく、負担の少ない動きで練習量をこなすことが出来るようになるでしょう。
写真左のレッグプレスでは上体を捻ることで負荷を股関節にしっかり乗せることができ、他関節の筋肉群(膝関節・大腿四頭筋群等)が必要以上に出力せずに済みます。実際の動作とマッチした正しい動き作りのトレーニングと言えるでしょう。
写真右のスプレッドでは肩甲骨の内・外転を股関節の動きによってコントロールします。このトレーニングからはイメージがつきにくいかもしれませんが、身体活動における下半身と上半身の連動をトレーニングによって再現しているのです。
このようにアスリートのパフォーマンス向上や動きやすい快適な身体を構築するためのトレーニングは実動作(求められる動作)を前提に考えられなければいけません。
動作を無視して闇雲に負荷をかけ、トレーニングの目的が「筋肉をつけること」になってしまっては身体能力の向上は望めないのです。
Oさんはトレーニングを継続して生涯現役でまだまだ走り続けてくれることでしょう。
そのためにも正しいトレーニングと動き作りは必要不可欠なのです。
クラブワン10年会員様のお一人、Dさんのトレーニング。
ここ数年はマラソンをメインで取り組まれています。
フルマラソンに向けて、走り込む量が増えてくると身体へのダメージは相当なモノだと考えられます。
特に股関節周囲の疲労による動作不全、これは体幹を通じて上半身全体へ影響を及ぼします。
股関節の動きに制限がかかっていると肩甲骨も正常に働かず、連動性を失った無理のある走動作で走り続けることになるのです。
マラソンのように練習量を求められる競技をされている方は、特に身体コンディションに気を付けなければいけませんね。
筋力トレーニングで筋肉量を増加させることよりも、まず動ける身体バランス、そして正しい身体の使い方をマスターする必要があります。
むやみやたらに筋肉量を増やすことに集中してしまうと、股関節や肩甲骨の動作不全を悪化させてしまう恐れがあります。筋肉量は増えているのに、上手く動かせないため筋肉の出力は低くなる。
使えない筋肉や見せかけだけの筋肉などと表現される身体が構築されてしまうのです。
Dさんのように10年もトレーニングを継続してくれていると、疲労も溜まりにくく、ランニング動作のコツを掴むのも早いのではないでしょうか??
Dさん。20年会員目指して頑張りましょう。
モデルをされているFさんのトレーニング。
クラブワントレーニングを始められて3年になります。
仕事柄、常に美しいボディラインをキープしなければいけず、トレーニングは必要不可欠なモノですね。
クラブワントレーニングは「美」に対してもとても効果的なトレーニング方法です。
ところで、身体的な美しさで代表的なのが欧米人ではないかと思います。
彼らの身体を見てみると、お尻の位置が常に高い位置をキープし、胸が開かれ、背中の湾曲(背骨のカーブ)がとても綺麗に自然につくられています。
そして立ち姿以上に歩く姿や走る姿、動きのすべてが美しく感じられます。
我々日本人と欧米人では遺伝的に骨格に差がある為、トレーニングによって、彼らのような身体になることは困難だと考えられていました。
どれだけ、筋力トレーニングに励んでも無駄に太くなったり、不必要な部位に筋肉がついてしまったりと、、、
これはスポーツ界も同じですが、海外選手のトレーニングをそのまま取り入れて、肉体改造に失敗している日本人アスリートはあまりに多いように感じます。
根本的な部分の差を無視して、負荷や運動形態だけを真似ても身体は向上しません。
まず第一に、骨格を力の発揮できるポジショニングに導いてあげることが重要です。
肩甲骨や股関節の動き作りを行い、その周囲の筋肉に柔軟性と弾力性を獲得させることに集中するべきなのです。
各関節が力を発揮しやすい正しいポジションに収まれば、お尻の位置が高く、胸は開かれ、芯が一本通ったような美しいボディラインがつくられます。
世間ではボディメイクが流行していますが、人間本来の身体機能を無視して、負荷をかけることだけを考えたトレーニングばかりが目立ちます。
美しさと機能性はイコールでなければいけません。
本当の美しさと何か??いま一度考え直してみましょう!!