今月のトレーナー通信は
この7月・8月にイベントで実施をしている夏季俊足クラブ!!
今回、参加をしている一人のトレーニング内容・様子をご紹介していきます。
「陸上競技:短距離:大学1回生:М君」
課題は、「スタート動作の改善」になります。
まず、走りの究極は「肩甲骨」「股関節」「骨盤」が
自動的に連動されて、上から落ちてくる力を前方への力に変換できるかが
ポイントになります。
課題のスタート動作時は、静止の状態からエネルギーを前方向へ移動できるように
末端の足首・膝を支えにして、根幹部の股関節・骨盤・背中という順で連結をさせて
爆発的なスタートに繋げていくことがポイントになります。
下記の写真では、徹底的に「広背筋」「股関節」「骨盤」を使いながら
実動作に近い中でスクワットトレーニングを軸にして取り組んでいます。
根幹部を主動に体を動かすことが出来れば、スタート動作に限らず加速に
乗せるスピードも変わってくるのです。
この期間中に走り方を見直すことも大事ですが、
試合に出れない時期こそ、身体に対する基礎の中の基礎を徹底的に
磨き見直してトレーニングと走技術練習を融合させて
身体のベースアップに取り組んで欲しいですね。
M君にとって、充実した期間になりますように!!
一般的なスクワットは上下に動くイメージありませんか?
スクワットがシャフトを上に持ち上げる動作なので、
そう解釈するのは仕方ありません。
しかしながらクラブワンではこう考えます。
下からシャフトを持ち上げるのではなく、
シャフトと地面との間に自分の身体(股関節)を入れていきます。
結果、膝関節よりも股関節を使ったスクワットが出来るのです。
股関節という身体の中で一番大きな関節を使うということは
それがパフォーマンスアップや効率よい動きにつながると容易に想像できます。
スクワットは膝を伸ばすのではなく、
股関節を前方に送って、股関節を伸ばすことが重要です。
この動きをスムーズに行うために、
肩甲骨周りを動かし、胸のポジションを矯正したり、
骨盤周りを矯正してるんです!!