クラブワンには数多くの陸上競技アスリートが在籍していますが、こちらもそのお一人。
「人生最速」をテーマに日々トレーニングされているTさん。
もとは陸上競技未経験者でしたが、クラブワンでの陸上選手との出会いで短距離走を始められました。
腰椎分離症の影響で仙腸関節周囲の動作不全を感じられており、この改善が記録短縮のカギとなりそうです。
写真右のレッグプレスでは骨盤を立ち上げることで、股関節筋群をメインとした動きづくりが可能となります。
大腿四頭筋の筋出力を出来る限り抑えることで、ランニング時の理想の動きに近づくことが出来るのです。
写真左のリバースディップス。ディップスのレベルアップメニューですが、通常のディップスよりも可動範囲が広く、加速がつきやすいために肩甲骨周囲の動きを引き出すには効果抜群の種目です。
全身をトレーニングで万遍無く動かし、ダイナミックな動きづくりと小さな動きでピンポイントに届かすトレーニングを実施する。
Tさん!!残りのシーズンで自己ベスト更新を目指して頑張ってください!!
テニスをされているKさんのトレーニング。
クラブワン十年継続会員のお一人です。
十年間トレーニングを継続されていると、マシンでのポジショニングも身体に染み付いていますし、動かし方のコツを修得しているので、トレーニング効果を得やすい状態にあります。
このような状態をつくるには、継続してトレーニングすることと、同じ動作を反復する必要があります。
特にクラブワントレーニングは負荷を挙げることが目的ではなく、正しい動作を身体に覚えこませることが目的なので一つの動作を一定期間しっかりと継続してもらうこととなるのです。
設定された負荷を継続していくと、動かし方が上手くなり、力の入れる局面や力を抜いて惰性で負荷をコントロールする局面、これらをしっかりと感じながらトレーニングすることが出来るようになります。
いい感覚が掴めてくると、重さを上げたくなりがちですが、逸る気持ちを抑えて、ぐっと我慢が必要です。
いい感覚を掴めたら、重さを上げるのではなく、いい感覚の中で更に力感なく、スムーズな動きを心掛けてトレーニングを継続するべきなのです。
慣れたり、飽きたりすると人は変化を求めがちです。トレーニングであれば重さを上げたり、新しい種目に挑戦したくなります。しかし慣れてきてからが動作改善の本当の勝負所なのです。
慣れた動作を変化させることなく、逸る気持ちを抑えて継続する。
トレーニングに変化ばかりを求めるのではなく、現状のトレーニングとしっかり向き合う。
とても大切なことです!!!
リハビリ、機能改善を目的にトレーニングされている佐々木さん。
脳出血の影響から、左足片麻痺があり、この改善に取り組んでこられました。
トレーニングを開始されて3年になります。
来館当初は杖によるサポートが必要でしたが、改善もかなり進み、現在は杖のサポートなしでトレーニングされています。
写真左のインナーは片脚バランスで股関節の外転運動を引き出し、殿筋群の出力を高めます。
片脚でバランスをとらなければいけない上に、股関節の複雑な動きを丁寧に繰り返さなければいけません。
佐々木さんはこのような動きも上手くこなす事が出来ています。
写真右のレッグプレスでは座席の角度によって骨盤を立ち上げ、大腿後面の筋群をメインに出力させます。
このような動作を継続的に実施していると、歩行時や椅子からの立ち上がり等で、股関節を使って地面を押える感覚が身に付くはずです。
アスリートは自然と身に付いている感覚かもしれませんが、一般の方やリハビリをされている方は筋群の硬化による機能不全が起こっているため、股関節を上手く使う感覚がイメージ出来ないのです。
佐々木さんの歩行動作も入会当初と比べると大きく改善されています。
股関節が使えてきている証拠ですね。
佐々木さん。この調子で更なる改善を!!
小学5年生でサッカーをされている、李義龍くん。
八尾大正FC所属でポジションはセンターバック。
お父さんがクラブワン創設当初からのベテラン会員ということもあり、このトレーニングの重要性はかなり理解してくれているようです。
小学5年生にしては筋肉量も多く、かなりガッチリとした体格です。
この身体を最大限使えるようにするためにも、クラブワントレーニングで正しい身体の使い方を覚えましょう。
特に股関節筋群は練習による疲労で、動作不全が発生しやすい部位です。
バックスウィング(写真左)やインナーサイ(写真右)で様々な方向に股関節を動かし、正しい筋収縮を覚え込ませます。
継続してトレーニング出来てくると、動作時の力の入れるタイミングと抜くタイミング、そして体幹との連動制を感覚的に掴むことが出来るはずです。
実際の動作時に最も必要なのは、力を入れるタイミングを上手くつかみ、発生した力を利用して、ボールや地面などに加速度的に力の伝達を促してあげることなのです。
このような動作が出来ていると、その動きはとても美しく、しなやかなモノとなるのです。
李義龍くん!!トレーニングを継続して、しなやかな動きを身につけましょう!!!