ドラコン選手の永江義経さん。
コンテストが少し落ち着いたようで、最近は毎日のようにトレーニングに来てくれています。
10月、11月の日本大会に向けて万全のコンディションで挑んで頂きたいですね!!
マシンで固まっている部位をしっかりと動かし、フォームのチェック。
時間をかけて身体のパーツ一つ一つをメンテナンスしています。
アスリートの方はご自身の感覚の中で、これだ!!という動きの感覚を必ず持っていると思います。
疲労が蓄積したり筋肉が硬化したりすると、この感覚にズレが生じ、簡単には元通りになってくれません。人によっては二度とその感覚が戻らないまま引退を迎える選手も多いようです。
トレーニングによって身体をリセットし、各関節や筋肉の状態をニュートラルにしてくれるクラブワントレーニングはアスリートの感覚を手助けできるトレーニングです。
いい感覚を定期的に取り戻させ、動かし方に迷いが生じないようにする。
全てのアスリートが取り組むべきトレーニングなのです!!!
マラソンをされているKさんのトレーニング。
入会当初は外側半月板や膝蓋靭帯の損傷を抱えていたため、走ることが出来ない状態でした。
入会されてから4ヶ月、肩甲骨と股関節の動きづくりを徹底することで、身体全体の動きがかなり改善されたのではないでしょうか?
特に股関節がしっかりと動きだすと、膝やその他の末端部に対してかかるストレスは軽減します。
走動作においては膝や足首から力感がなくなっていき、股関節を使って走るという感覚を顕著に感じられるようになるはずです。
膝から下の動きが力感なくナチュラルなモノになれば、膝下はスムーズに振り出され、接地するポイントが自然と効率のいい場所に収まるはずです。
正しい接地ポイントで走ることが出来ると、股関節でしっかりと地面を押さえることができます。
これによって、一歩一歩のブレーキが少なくなり、スムーズな重心移動と股関節をダイナミックに使った走りが可能になるのです。
クラブワントレーニングはこのような動作理論をベースに考えられているので、筋肉に対してむやみに負荷をかけることはありません。
走っている時に関節はどのようなポジションにあるのか?
筋肉はどのように収縮しているのか?
肩甲骨と股関節の関係性は?それらを繋ぐ体幹部の働きは?
トレーニングを継続していくと実際の動きとトレーニングがしっかりと繋がっていることがわかるはずです。
Kさん!!最近ではしっかりと走り込みも出来るようになってきたようですね!!!
秋からのマラソンシーズンに向けて、動作の質をドンドン高めていきましょう!!!
夏休みに入り、毎日のようにトレーニングに来てくれている野球のH君。
マシンの動かし方や身体の使い方にも慣れてきているようです。
肩甲骨・股関節を上手く動かすことが出来ないうちは、フォームに安定感がなく、上手く負荷をコントロール出来ないため、ぎこちない動きが目立ちます。
特に末端部(手首や肘、膝周囲)が過度に力み、場合によっては痛みが生じる方もおられます。
このままで、本当に上手く動かせるようになるのか?と不安がる人も少なくありません。
しかし、継続的にトレーニングを進めて行くと、無駄な力みが消え、肩甲骨・股関節がダイナミックに動き出します。
この無駄な力みが消えることが、動作に安定感をもたらすのです。
肩甲骨・股関節がしっかりと動き出すと、そのほかの部位は力みがなくなり、肩甲骨・股関節から発生した力を上手く伝達させる役割を担います。
これが身体のスムーズな力の伝達です。
末端部が過度に緊張して動作がスムーズに出来ないのは末端部そのものに問題があるのではなく、根幹部(肩甲骨・股関節)が機能的に働かなくなっているためなのです。
可能な限り正しいポジションをとらせ、少しずつ、少しずつ肩甲骨・股関節を動かしていきます。
よほどの痛みでない限り継続してもらい、動作の安定を図ります。
同じ動作を一回のトレーニング毎に15回×5セット、計75回。
週に3回トレーニングに来られる方なら、一ヶ月で千回近くにもなります。
これだけ同じ動作を反復すれば、必ず動作のコツを掴めるはずです。
力の入れるタイミング、抜くタイミング、動作時の姿勢。
筋肉の緊張と緩和がリズミカルに繰り返され、ダイナミックでスピーディーな動きが形成されていく。
トレーニングは負荷をアップさせることに目的を置きがちですが、本来は動作を高めるという部分を主としたものでなければいけないのです。
H君のように今の時期からクラブワントレーニングを継続してくれていれば、これからが楽しみですね!!