野球の競技力向上のためにトレーニングされているSさん。
動作時における「股関節を利かす」という感覚は掴めてきているでしょうか?
様々なスポーツにおいて「股関節をしっかり使って」や「肩甲骨を意識して」などというアドバイスは非常に多いように見受けられますが、これらの主要関節が柔軟性に富み、可動域が確立されていないと「意識して使う」という感覚が理解できません。
クラブワンに訪れてくださる方の中でも特に多い悩みが「股関節を使う、ということがどういう事なのかイメージ出来ない」といったモノです。
頭ではわかるのだけれど、身体的な感覚としては、全くピンと来ないようです。
このような悩みを改善するためには、正しい動作理論の中でトレーニングを行わなければいけません。
肩甲骨・股関節を主として、それらの可動域を正しい筋肉の収縮の基ダイナミックに動かしてあげる必要があります。
写真左のワイドレッグプレスで股関節で負荷を受け、蓄えられたパワーを解放するような動き作りと、写真右の前傾スクワットでマシンに頼らず自重を用いて「股関節を利かす」という感覚を掴んでもらいます。
このような動き作りが安定して出来てくると、投球時や打撃時に股関節をしっかり使って地面を抑え、作られたパワーを上半身に伝える。つまり腕や肩といった脆弱な部位に負担をかけない動きが身に付きます。
競技能力の高いアスリートの動作形態は間違いなくこのようなメカニズムになっているのです。
Sさん!!!トレーニング継続して、動作をどんどん磨いていきましょう!!!
サーフィンで全日本出場の経験を持つ、Tさん。
クラブワントレーニングを始められて3年になります。
トレーニングを始められた当初は、膝に強い痛みがあり、サーフィンも満足に出来ない状態でした。そこで、痛みの原因となっていた股関節の硬さを取り除き、痛みを緩和させることに成功しました。
サーフィンのような不安定な足場で行われるスポーツでは膝や足首に対しての負担が大きく、特に股関節の硬化が激しい方はこれらの関節を痛める可能性が非常に高いです。
股関節の動きを改善し、様々なポジショニングを可能にしておくことで、身体への負担は大きく軽減されます。
写真右の横向きレッグプレスでは上体を側屈させることで、股関節の深層筋群にアプローチ出来るため、股関節の動きは大きく向上します。
またパドリング時の腹這いになった姿勢では腰椎や頸椎に対しての負担も大きく、これらを改善するために来館されているサーファーの方も多くいらっしゃいます。
長年出来るスポーツだからこそ、身体を常にいいコンディションに保ち、痛みや不快感なくサーフィンしたいですね!!!
Tさん!!もう一度全日本目指して頑張って下さい!!
陸上競技100メートルの長江無我さん。
シーズン早々から10秒台で走られ、好調のようです。
以前はウェイトトレーニングを中心にされていて、現在と比べてもトレーニングと競技が結びついていないように見受けられました。
クラブワンでは肩甲骨・股関節をメインに動き作りを実施してもらい、これらの連動制を高めることで、走動作の向上を目指しています。
写真左のインナーサイ捻りでは上半身のポジショニング(腕の置く位置)によって股関節の内旋動作が強調されます。上半身と下半身の連動制が理解しやすい種目ですね。
写真右の前傾ディップスでは股関節伸展による重心の移動と同時に、肩甲骨の回旋動作を行い、走動作時の正しい身体動作を覚え込ませます。
一つの部位を単独で取り上げてトレーニングするのではなく、その部位がその他の部位とどのような連動制をもち、動作が行われるのかを考えなければいけません。
トレーニングは連動制なしでは考えられないのです。
陸上競技100mの江戸玲来さん。
咲くやこの花中学3年生で、リレーで全国大会優勝と中学日本記録を狙っています。
クラブワンでは肩甲骨と股関節の動きを良くすることをメインにトレーニングしています。
機能的な肩甲骨と股関節をトレーニングでつくり上げ、リアルランで走りのいい感覚を磨きます。
クラブワンのトレーニングは特に筋肉の収縮様式が実際の動作に近く、リズミカルに伸び縮みを誘導してくれます。またトレーニング動作中に筋肉が弛緩する局面を長くとれるということが、加速的な身体さばきを可能なモノにするのです。
瞬発的な動作を身に付けようとして、単純にスピードを高めた筋トレなどをされる方が多いですが、本質的な瞬発力とはそのような方法では高まりません。動作中に正しく筋肉の収縮が行われ、筋肉の緊張時間を限りなくタイムリーにそして、短いものにするべきです。
クラブワントレーニングは本質的な瞬発力を高める、という意味でも、大きな効果を期待できます。
そしてトレーニングの仕上げにリアルラン。トレーニングと動き作り、これらは常にセットとして考えるべきですね。
江戸さん!!全国大会での活躍期待しています!!!
サッカーの秋太郎君。
成長と共に扱うことの出来るマシンが増えてきました。
つい最近まで膝に痛みがあり、競技や下半身のトレーニングを中断せざるを得ない状態でしたが、かなり良くなってきているのが、トレーニングの動きからも読み取れます。
写真右のレッグプレスでは座席の角度によって骨盤が立ち上がり、負荷を膝ではなく股関節で受け止めることを身体に覚え込ませます。
このようなポジショニングで負荷を受け止めていると、大腿前面の筋肥大を極力ミニマムに抑えながら、大腿後面の出力を向上させることが可能となります。
股関節からハムストリングにボリュームがあって、膝まわりやふくらはぎはシャープな状態、正しく、機能的な動きを追い求めて行くと、身体バランスは必ずこのような状態にたどり着くでしょう。
秋太郎君!!これから出来る種目がどんどん増えるから、頑張っていこう!!