中学三年生T君のトレーニング。
野球で和歌山の強豪高校に進学予定です。
クラブワントレーニングを始めて四カ月。
写真左のツイストレッグプレスはレッグプレス系種目の中でも、最も難易度が高い種目の一つです。
上半身の捻りを初動作として体幹から股関節、最終的に力は足の裏の母指球に集約されていきます。
下半身種目の代表とされているレッグプレスですが、上半身の動きによって下半身がコントロール出来ていることが、このツイストレッグプレスからも読み取れます。
このような連動制を重視したトレーニングがクラブワントレーニングの一つの特徴です。
一般的な筋力トレーニングは負荷をかける部位を限定させ、一つの部位に対して最大限効かすことが重要視されています。
「狙った部位に上手く効かす」これがテクニックとされていますが、このようなトレーニング形態では動きの改善は望めません。
身体は一つの塊であり、連動制を無視して考える事は出来ないはずです。部位ごとに分けて考えること自体が誤った考えではないでしょうか?
一つの部位を徹底して強化し、明らかに筋力は高まった。しかし実際の動きに結びついている感じがしない。このような悩みをアスリートの多くが抱えています。
連動制を無視して闇雲に負荷だけをかけ続けると、このような状態になって当然です。
クラブワンでは肩甲骨と股関節の連動制を重要視したトレーニングプログラムを推奨しています。
スポーツだけではなく、日常生活においても、これら二つの関節が連動して働くことでしなやかで快適な動きが可能となるのです。
肩甲骨と股関節、身体の中でもかけ離れた二つの部位がどのように連動しているのか。
トレーニングを始めたばかりの方は上手くイメージ出来ない方がほとんどです。
しかしトレーニングを進めるにつれて身体感覚として、この連動制が認識できるようになるでしょう。
T君。この調子で残り三カ月、最大限動作に磨きをかけて行こう!!!