陸上競技短距離N君の冬期トレーニング。 歩くや走るとは人間の動きの中でも最も基本とされる動作の代表です。 歩行動作や走動作において、肩甲骨・股関節が機能的に使えてくると、その他の応用的な動きは確実に精度が高まります。 例えば野球のピッチング。 股関節で発生した力を重心の移動とともに前方に運びます。この力が体幹部を通じて肩甲骨に伝わり、最終局面として指先がボールを押し込むのです。 このようにピッチングにおいても肩甲骨・股関節のスムーズな動きが求められ、それらの連動性が必要不可欠です。 動きの基本とされる歩きや走りはこれらの機能性を高めるための方法として非常に優れています。 つまり、正しい歩きや走りをトレーニングと共に獲得していくという事は、結果としてピッチング等の複雑な動きの向上に繋がるという事なのです。 野球をされている方はピッチングやバッティングに関しては必死になって練習します。 しかしながら、歩きや走りの技術練習はほとんどの方が皆無な状態です。 本数や距離だけを決めて、がむしゃらに追い込む・・・・ 部活動でよく見られる光景ですね。 これでは正しい動きどころか、肩甲骨・股関節の機能を低下させてしまい、ピッチングやバッティングにまで影響が及びます。 野球の技術向上のためにも、歩きや走りの改善を積極的に行いましょう!!!